福津の極み [工芸品]
<取材日:2015/03/31>

津屋崎干潟ハチガメ家族皿
(つやざきひがたはちがめかぞくさら)

豊かな自然の象徴が家族仕様の小皿になりました。

津屋崎干潟ハチガメ家族皿


津屋崎の豊かな自然の象徴に願いを込めて
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鉢をかぶせたような甲羅部分。細部まで作り込まれています。

福津市の奥座敷、津屋崎。
玄界灘に面しており、自然豊かで海や空気がとてもきれいなまちです。中でも津屋崎干潟は、クロツラヘラサギなど珍しい生き物や植物が生息する「生物の楽園」。絶滅危惧種に指定されているカブトガニも生息しています。鉢を伏せたような形から「ハチガメ」と呼んでいたそうです。2億年前から生きていて、一度つがいになると生涯を添い遂げるカブトガニ。子孫繁栄、縁結びの願いが込められた家族仕様の小皿です。


一人の手でつくるからこそできることを最大限に生かした器づくり
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風情ある古民家の暖簾をくぐると、上質でユニークな器が並んでいます。

製作されているのは花祭窯の藤吉憲典さん。
藤吉さんは有田の窯元で商品開発担当として従事し、佐賀県にて独立開窯。2012年に文化的な制作環境を求めて津屋崎に移住されました。津屋崎千軒の古民家に窯を構えています。手で作ることに重きを置き、現在の陶磁器の産地では工業的に分業化されてしまった製作工程を、すべて一人の手で作り上げています。藤吉さんの器は古典の文様に加え、身近な自然を取り入れた季節感のある文様を描かれたものも多く見られます。上質でありながら、生活に寄り添い、食卓を彩るアートのような器は長く大切に使い続けたくなります。


生きた化石をお皿に
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食卓に並べるのが楽しくなりそうな色とりどりのカブトガニ。

色とりどりのカブトガニは7色。「家族皿だけど、決まった組み合わせはなく、同じものを揃えたり、それぞれ違うものを集めたり、好きな組み合わせで使ってほしい」と藤吉さんは話します。リアルながらも可愛らしく、いろいろな組み合わせで並べてみたくなります。
生きた化石をお皿にしてみようという少年のような藤吉さんの遊び心とセンスから生まれた器で、普段の食卓を楽しく華やかに彩ってみませんか。


インフォメーション
花祭窯
住所〒811-3304 福津市津屋崎4丁目8-20
TEL/FAX0940-52-2752
時間11時〜17時
定休日不定休
商品価格3客1組 8,640円(大・中・小の各1客ずつのセットです)
アクセス
電車
JR福間駅下車、タクシーで約10分
バス
JR福間駅から西鉄バス⇒「水産高校前」バス停下車徒歩2分
※乗車時間は約15分
九州自動車道古賀ICを下車、福津方面へ約20分
※津屋崎海岸沿い「正直亭」さんを目印にお越しください。