福津の極み [工芸品]
<取材日:2011/05/30>

津屋崎人形 - 筑前津屋崎人形巧房
(つやざきにんぎょう - ちくぜんつやざきにんぎょうこうぼう)

まちの人々の営みを支える
市内随一の歴史を持つ土人形

津屋崎人形


引き継がれる、200年以上の歴史
image

人形師による絵付けの様子

津屋崎人形の起源は、江戸末期の安政年間(1700年代)。良質な陶土がとれる津屋崎で、生活土器を製作したのがはじまりで、次第に素朴で温かみがある人形や動物が作られるようになりました。古博多人形の流れを汲む土人形で、鮮やかな原色を用いるのが特徴の1つ。半永久的に使うことの出来る人形の型は、江戸時代のものも代々受け継がれ、現在でも新たな作品を生み出しています。昭和56年には「福岡県知事指定特産民芸品」に指定されています。


数々の伝統の技が土人形の美しさを引き継ぐ
image

全国でも珍しい大型の節句人形

津屋崎人形は、流し型の博多人形とは違い、こねた粘土を2枚型につめ、重ね合わせる製法により作られます。この方法は、高度な技術を要するため、人形はベテランの職人の手で一つひとつ丁寧に製作されています。高さ60センチもある節句人形のような大型のものが常時製作されているのは、全国でも津屋崎だけとの話も。また、顔料を水とニワカで伸ばして使用することで、津屋崎独特の鮮やかな色彩を保つ工夫もなされています。伝統の技の数々が津屋崎人形の美しさを保っているのです。


家庭からまつりまで人の営みに欠かせない土人形たち
image

津屋崎祗園山笠

約1,000個の型がある津屋崎人形。特に干支や雛人形のセットは人気があり、受注生産のため、中には1年待ちの商品もあるそうです。ご家庭用に、お土産用に、記念の品としてだけでなく、地元に続くお祭り「津屋崎祗園山笠」の飾り人形まで、人形は私たちの生活の中で欠かせないものになっています。それを支える人形師、筑前津屋崎人形工房の7代目の原田誠さんは「これからは伝統を引き継ぐだけでなく、新しいものを生み出すことも必要と考えています」と今後の夢を語ってくださいました。


商品写真
image

眠り桃太郎
5,000円
高さ7cm 幅10cm

image

手をついている福助
2,500円
高さ8cm 幅8cm

image

福助背おいお多福
7,000円
高さ15cm 幅6.5cm

image

ねむり童(太鼓)
2,500円
高さ6.5cm 幅9cm


インフォメーション
筑前津屋崎人形巧房
住所〒811-3304 福津市津屋崎3丁目14-3
TEL0940-52-0419
時間9時30分〜18時30分
定休日第2・4水曜日
商品価格400円〜12万円
アクセス
電車
JR福間駅下車、タクシーで約10分
バス
JR福間駅から西鉄バス⇒津屋崎駅前バス停下車徒歩3分
JR福間駅からふくつミニバス⇒津屋崎バス停下車徒歩3分(日・祝日運休)
国道495号天神町交差点から津屋崎商店街方向へ
新泉岳寺横駐車場利用30台 徒歩すぐ(無料)