ふくつなぎ 292

2017年05月24日(水)

20人目  「子育ちの種をまく人」〜その2〜 環境ネットワーク虹代表 佐伯美保さん

福津市独自の学習システム『郷育カレッジ』で、2000キロを旅する蝶(ちょう)・アサギマダラの観察とマーキングを行う佐伯美保さん。
「春と秋に観察できる平地ってなかなか無いんですよ」
アサギマダラは、アオウミガメと同じく、福津市を選んでやって来る代表的な生き物のひとつだと教えてくれました。

福津の自然の豊かさをよく知る佐伯さんが、10年前から福津市の竹尾緑地などで開催している『森のムッレ教室』には、0歳児から小学生までの子どもたちが市内外から参加します。

子どもたちは1年間、同じフィールドに通い、命が循環する姿を目にします。
例えば1本の落葉樹。秋になると葉が落ち、かたい冬芽(ふゆめ)がほころび、花や葉が開き、その木を好む鳥や昆虫たちが集まってきます。
命あるもの同士のつながりに気づいた参加者の心に「この木がないと、あの虫は生きていけない。どちらも大事な存在だ」という自然感覚が育まれていくそうです。

「見て、こんなの見つけた!」
自然の不思議と出会い、目を輝かせる子どもたちに、佐伯さんは期待をよせます。
「身近な自然にふれて、自然感覚を身につけ、人間以外の生き物も大事に思う人が増えれば」

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ハイハイやヨチヨチ歩きの赤ちゃんが「見つけたよ!」とママに指差しで教えます。

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自然の中を歩いて見つけた宝物を、白い布の上に出して見せ合う1・2歳児。

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草の中に投げ捨てられたゴミは土にもどる?3・4歳児から自然への気づかいを学びます。

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葉っぱのお仕事って何?5・6歳児の教室では、クロロフィルさんの料理から光合成について学びます。

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手作りの串に刺したおやつを直火であぶって「いただきます」。木は役に立つと実感する小学生たち。

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上手に編んだのはだれ?自然の中で子どもが見つけた鳥の巣。編んだのはメジロ。