ふくつなぎ 292

2014年06月30日(月)

13人目  ヨソからきた作家さん

昔の情緒を今も残す畦町。かつて宿場町として栄え様々な店が並んでいました。問屋、紺屋、酒屋、茶屋などなど。そんな歴史ある畦町に、新たな文化発信の場「あぜのまち絵本美術館」が誕生しました。築およそ100年の古民家を蘇らせたこの場所は、北九州市漫画ミュージアムの館長である田中時彦さんのアトリエでもあります。


ヨソものである田中さんを、畦町宿保存会を始め住民の方々が温かく迎え入れてくれたそうで、声を掛けられることもしばしば、お茶飲みの場所になりつつある、とのこと。開館記念展として童画家でもある田中さんの原画展が行われ、ワークショップも開催されました。かたちとしてはプレオープンということで、今後の盛り上がりが気になります。


製作する場所や環境と、そこでつくられる作品は、切っても切れない関係です。豊かな自然や由緒ある歴史に囲まれた福津市畦町のアトリエでつくられる作品は、きっと素晴らしいものになると思います。その場所、そこに住む人、作品との関係はまるで、子育てをする場所と、親子の関係を見るようです。

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田中時彦さん。有名な同人誌を創刊した、とても著名な方です。

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多くの作品を生み出してきた、右手。そして新たな場を開きました。

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真っ白な暖簾を走る狐。アトリエも走り出しました。

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繊細なのに線は強い。登場する人も動物も、よく見ると可愛らしい。

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古民家の雰囲気にうまく溶け込んでいます。

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すかすかの本棚は、これから集まる絵本のために。